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盲腸だもの 

風邪をひいているわけである。
高校野球風に表現すると、

(2ヶ月ぶり 5度目)

となる。

病気をすると実家の家族のことなどを思い出したりする。
母は病気に対して超クールなので、どんなに熱があっても食卓で食事をとらなきゃいけなかったなあとか、
姉は父に似て超ホットで、昨日も熱はあるのか、飯は食ったのか、旦那はちゃんとしてくれるのかなどどお見舞いの電話をくれたりした。
そうこうしているうちに思い出した。

久しぶりに病気の話をする。
そう、私が人生でかかった病気の中で最も大きな病、「急性虫垂炎(盲腸)」の話を。

大学を卒業した年の冬(一般的にはおかしな表現だが気にしないで欲しい。秋卒業なのだ)、私はフリーターだった。
地元のデパートの地下で、お菓子を売っていた。

ある日、朝から元気はあるのに体がなぜかついてこず、違和感を感じながら仕事をこなした。
昼を過ぎると、気分が悪くなってきて、パートさんたちから
「調子悪いんじゃない?」
「顔色悪いよ」
と言われるほどになった。
すぐに社員さんが気づいてくれて、その日は早退することに。
社員さんが電話をしてくれて、父が迎えに来てくれた。

その後、家で寝ていたのだが、夕方頃から腹の調子も悪くなり、痛み止めを飲みながら寝ていた。
夕食後、痛みが増してきたので、もう一度痛み止めを飲む。

しかしチクチクとした痛みは次第にズキズキにかわり、しかも絶え間なく続いていた。
腹痛って大抵波があり、「あーもうダメ」と「ぁ、ちょっといいかも、ごめん今まで大げさすぎたかも」の狭間に漂っているものだと思っていたが、
このときの腹痛には波がなかった。
ずーっと、ずーっと、同じリズムで痛いのだ。しかもクレシェンド方式。だんだん強く。

隣で寝ている母を起こしたのは、夜中の2時だった。
「お母さんお腹が痛い」
「我慢しなさい」

我慢・・・結構したのよ・・・アタイ・・・

そう思いながら、再び我慢の旅に出る私。

もう一度母を起こしたのは、午前4時だった。
「お母さん我慢できない」
「せめて朝まで我慢しなさい」

無理デス。

そう思った私は、一階に降り、父の部屋へ向かった。
「お父さんお腹痛い」
「何イイイイイイ!」

飛び起きた父親は母親を叩き起こし、車で24時間受付をしてくれる病院へ連れて行ってくれた。

夜間に病院に行ったことがある人は多いと思うので分かってもらえると思うのだが、
夜間の病院というのは物凄く殺伐としている。
たまに酔っぱらいが混ざっている。
子どもが尋常じゃない様子で泣き叫んでいる。
そんな中で、待つ。病院に着いた安心感からか、痛みがどっと増している。

診察を受けると、医師は、
「盲腸ですねー」
とあっさり言った。
物凄くそんな気がしてたので、頷く私。
「でも、盲腸なのは確かなんだけど、これ単発の痛みなのか、他の要因があるかもしれないから、検査します。」

え・・・?
切るんじゃないの?
切って終わりなんじゃないの?

「じゃあ、検査のために入院して貰いますからね。はい次」
あれ?
処置もしてくれないの?
痛み止めとかなし?

付き添ってくれた看護士さんに、聞いてみる。
「痛み止めとか貰えないんですか?」
「検査が終わるまでは我慢して下さいね」

また我慢かよ!!

「あの、検査しなくていいんで、痛み止め貰えませんか?」
看護士さんは

またまたー

みたいな顔をして、私を乗せた車椅子を、内科病棟へ動かし始めた。

その後のことは、あんまり覚えていない。(痛みと、多分点滴の中に眠くなる成分とかが入ってたのかもしれない)
内科の病棟で眠りに落ちて、目が覚めたら、外科病棟にいた。
「アンタよかったね。部長先生は一番上手だからね。」
同じ病室の知らないおばちゃんが、声を掛けてくれた。
ベットの横に医師と看護士さんがいて、手術の説明をしてくれた。
内科で検査した結果、他の異常はなかったこと。
薬を使ってちらすより、切ってしまった方がいいこと。
「いつ切るんですか?」
「今から。2時から」
こっちが何とかして欲しいときには焦らすくせに、切るとなったら大胆である。そのとき一時半である。
「よかったね、全身麻酔で」
知らないおばちゃんが、また声を掛けてくれた。
曖昧に、頷く。

チャッチャと運ばれて、切ることになった。
全身麻酔である。
小さい頃から盲腸は怖い病気だと思っていた私は、いろんな人に常日頃リサーチしていた。
その結果、いろんな人が口を揃えて
「盲腸そのものよりも、麻酔の方が痛かった」
と言うので、私はそれはもう麻酔を恐れていた。
しかも歯医者とかで部分麻酔するときに、効きにくかったりするので、
「切ってるときに目が覚めたらどうしよう」
と思ったりしていた。
しかし、実際には、医師が、
「麻酔肩に打ちますね。チクッとしますよ。」
の「チクッ」のところぐらいですーっと意識が遠のいており、


目が覚めたら夜で、吐いていた。

麻酔が切れるときに吐き出して、吐いて吐いて大変だったらしい。
次の日、同じ病室で私の一日前に手術したみいちゃんという小学3年生の女の子が、
「みいちゃんもあんなに暴れたの?」
と聞いて、病室中の人から、
「ううん、みいちゃんの方がずっとお姉さんだったよ」
と言われていた。

こうして、私の盲腸体験は終了した。
フリーターの身でお金もなかったので、術後2日目で
「明日退院します」
と言ったら、
看護士さんたちから

またまたー

みたいな目で見られた。

これから盲腸を体験する方々には、痛みを感じたら即病院に行くことをおすすめする。
我慢して、いいことはない。
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[2006/03/23 17:58] その他の病気 | TB(0) | CM(2)

私は盲腸まだですのであやさんの
「痛みを感じたら即病院へ」と言う言葉を肝に銘じたいと思います。

お風邪の方、お大事になさってくださいませね。
特に季節の変わり目は寒暖差が激しいので
暖かくしてゆっくりお休みくださいませ。
[2006/03/23 23:13] のし [ 編集 ]

のしさん、コメントありがとうございました。
盲腸は、右下腹が痛くなるという俗説も、あてはまらないことがあるということも付け加えておきます。(私は下腹でした)
みんな恐怖に怯えればいいんだ!(笑

風邪はもうすっかりよいようです。
のしさんもおからがお大事になさって下さい。
何より休息をゆっくりとられますよう。
[2006/03/24 12:22] そううつだもの あや [ 編集 ]

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