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お薬ください 

最近、起きることが出来ない。
朝目が覚めないという意味も含まれているが、一日中、寝ても寝ても眠いのだ。
それで、ついでに布団から起き上がることもできない。
だるくてだるくて、体が鉛の玉のように重い。

朝、旦那が出かける音で目が覚めるのだが、朝ご飯を食べるという気力が湧いてこない。
そうこうしているうちに抗いがたい眠気が襲ってきて、また眠ってしまう。
それでもなんか食べなきゃいけないという気持ちがあるのか、一日のうちのどこかで何かをもそもそと食べている。
そして食べている途中で大抵眠ってしまっている。
人としてどうかという生活である。

そこで問題になってくるのが、薬である。

私は朝か昼のどちらか一回と、夜に抗鬱剤その他を飲むよう処方されている。
朝か昼のどちらか一回というのは、元々生活が不規則で、どちらかしか食事をとらないことが多いからである。食べた方のあと、薬を飲む。

しかし今の状態では、薬を飲むことが出来ないのである。
薬飲まなきゃー・・・とは思う。
思うが、体が動かない。
起きなきゃ、と思うのだが、体は楽をしたがって起き上がってくれないのである。

夜は旦那がいるので大丈夫なのだが、(それに、夜はちょこっとだけ起きていられる)それでは処方の半量しか飲んでいない状態が続いてしまうことになってしまう。

そこで、旦那に頼んでみた。
朝、仕事に出かける前に、何も食べさせなくていいから、私を起こして薬を流し込んでくれ、と。

旦那も私のオーラゼロの状態を見ているから、
「分かった」
と承諾してくれた。

だから、ここ数日はきちんと薬も飲めていたのだ。

今朝のことである。
私は物凄い勢いで旦那に揺さぶり起こされた。
何か叫んでいる。
「ヤバイ、あやちゃん! 俺寝坊した! 遅刻する!!」
そうなのである。
何でなのか知らないが、旦那は自分が寝坊したとき、混乱のあまり、

必ず私を叩き起こすのである。

半狂乱になっている旦那を見て、私は布団からそっと手を出した。
そしてパジャマ姿の旦那の手に手を重ね、菩薩のような声で言った。
「大丈夫。まだ間に合うよ」
はっ、と旦那の目に理性の光が戻った。
「もしも遅刻してもいいじゃない。大事なのは事故を起こさないで安全に職場に着くことなんだから。
 普段のあなたの姿を知っている人なら、多少の遅刻でどうこう思うわけないよ」
「まだ間に合う・・・」
呟いた旦那は、時計を見て、きっと目を引き締めた。
「大丈夫、まだ間に合う、まだ間に合う、ひとつひとつしていこう。まずはベルトを締めよう。ベルトを・・・(まだ多少混乱しているらしい)」
支度を整えて、旦那がこう声を掛けて出かけていくとき、私はまた眠りの淵に沈んでいこうとしているところだった。
「安全運転で、行ってきます」
薄れゆく意識の中で、私は思った。
あんなに派手に起こしておきながら、あなた、どうして薬を飲ませてくれなかったの・・・

あとは、深い闇の中であった。
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[2008/01/22 23:24] どうでもいいこと | TB(0) | CM(0)

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