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ああ若き日の就職試験よ 

緊張していた。

緊張しているのは、若き日の私である。
就職試験の最終選考、最終面接を受けるために、クーラーの効かない古い建物の一室に控えているのである。

ここまでくると、戦敵であるはずの受験者の間にも一種の連帯感のようなものが生まれてくる。
一つ前の個人面接がかなりの圧迫面接であったため、面接から帰ってきたものたちが、少しずつ情報を落としていってくれるのがありがたい。
最終面接は、ごく普通の面接であるようだった。

私の名前が呼ばれた。

「はい」

私はなるべく声に芯が通るように返事をし、なるべく涼しい顔をして暗い廊下を最終面接室に向かった。

廊下に待機から、ノック、返事、失礼致します、鞄はそこに、上着は、などと一連の様式美が繰り広げられ、私は誰か偉い人の前のパイプ椅子に納まった。

いくつか形式的な質問が終わったところで、
「ところで」
面接官(偉い)のおっちゃんが、面接の途中、急にくだけた声色に変わった。
「はい!」
突然の変貌ぶりに、つい飛び跳ねるような返事をしてしまった。
「君、うちの子と高校が同級なんだけど」
「はい?」

はい? つかなんだそのプライベートトークは。

「え・・・と、同期ということでしょうか、それともクラスも一緒・・・」
「娘は×(ピー)年のときと×(ピー)年のとき同じクラスだったと言ってた。そこそこ仲も良かったと言っていたよ」
そこで試験官は、あ、娘って言っちゃったみたいな感じになったが、私は頭の中が、

誰??
このおっちゃん誰の父ちゃん?!
つか、仲が良かったってどの程度??
アタシがスゲーアホだって知ってるわけだよね。誰?


という混乱で一杯になってしまい、

「どなたでしょう・・・、試験官のお名前を伺ってもよろしいでしょうか」

と言ってしまった。

「だめだよねー」

そうだよね、だめに決まってるよねー

しかしすっかりペースを乱されてしまった私は、そこでまるっきり地が出てしまい、興奮すると喋るときに言葉に合わせて激しく両手が動くという癖まで出してしまった。

最後に、

「どうもありがとうございました。・・・ところでお嬢さんの下のお名前は・・・?」

「言えないよねー」

なに面接?
ねえ、これ、なに面接?

てかあのおっちゃん誰?!



・・・落とされた
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[2007/09/20 19:15] どうでもいいこと | TB(0) | CM(2)

いっぱいです。うまかったです。また行きましょう。
ありがとうございました。

で、「てかこのおばちゃん誰??」って思わないでね。(笑)
[2007/09/22 20:29] こめこ [ 編集 ]

こめこさん、コメントどうもありがとうございました。
私もお腹一杯でした。
でも単純に食事の楽しさだけではない素敵な時間を過ごさせて頂きました。
どうもありがとうございました。

こめこさんは想像どおりの方でしたよーi-179
[2007/09/26 01:46] そううつだもの あや [ 編集 ]

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