fc2ブログ











ピンホールカメラと闘う10(負け) 

だって、仕方がないではありませんか。
もう、終わっってしまったのだと思ってしまっていたのです。
最後の最後まで行ってしまったのだと。
これ以上は無駄なことだと。

だから、蓋を開けてみました。

そこにはまだ巻き終わっていないフィルムが、暑さにやられた蛇のようにぐったりと絡まっていました。
私を嘲笑うかのように、「けけ」と他の誰にも聞こえない声で笑いやがったのです。

私は蓋をとっさに閉めました。
心臓はばくばくと音を立て、自分の失敗を苛みます。

これが、私の、もう何度目になるか分からないくらいのフィルムカメラ失敗。
巻きの途中で蓋を開けてしまったのは初めてでございました。

無事な部分があると信じてカメラ屋へ。

8枚、無事でございました。

24枚中、8枚。1/3。
こういうとき、私たちの世代は無性にシャムシェイドが懐かしくなるのでございます。嘘です。

無事だったものの一部分を。

基地から(霧島アートの森の)基地から見上げた青空。
地面に寝かせると安定いいなおい。
アクティブなクモの巣にも見える。


車道走っている車を撮りたい。
難しいー。


車道2同じく走っている車を撮りたい。
3回シャッターを切ったので、色彩が薄くなってしまった。

やっぱ、一回一秒くらいでいいのかな。
夏も冬も、光の強さはそんなに考えなくていいような気がしてきた。
室内と室外の違いぐらい?

彼方室内盗撮。

ここで働いていらっしゃる方が、
「ここはどこかのオフィス?」
と尋ねてきたので、
「はい(あなたが働いていらっしゃるオフィスですよ)
と答えておいた。
一応分かんないようにモノクロ気味にしておいた。


明日も撮りたい。
いつでも撮りたい。
関連記事
スポンサーサイト




[2007/03/06 03:04] ピンホールカメラ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://souutudamono.blog47.fc2.com/tb.php/302-10788132