スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

アイロンビーズの六人の男たち 

六人の黒い男たちアイロンビーズ
「六人の黒い男たち」。


ミヒャエル・エンデの著書「モモ」の中に、「灰色の男たち」という時間泥棒たちが登場する。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語
ミヒャエル・エンデ Michael Ende 大島 かおり
岩波書店
売り上げランキング: 7,980

↑これね。

彼らは人間から騙し取った「時間の花」を葉巻にし、絶え間なくそれを吸うことで生きながらえている。

この話の中に観光ガイドのジジという青年が登場する。
陽気で話し上手な青年。何の苦労もなく頭の中から次々と新しい話が湧いて出てくる。あるときは涙を誘うような悲劇を、あるときは涙が止まらなくなるほど笑いに溢れたエピソードを。
そのジジも、他の人々と同様に「灰色の男たち」に騙され、成功と引き替えに、恒久的に時間を盗まれ続けることになる。
時間を失ったジジは忙しさに追われ、ある日とうとう「たった一つの、モモのためだけの話」を、テレビの前でだったか(忘れちゃった)みんなの前で話してしまう。
その瞬間にジジは新しい話をたったの一つも作ることができなくなってしまった。

私はこの話がとても印象的だったのだろう。
人生のようなものを考えるときに、必ずジジの存在を思い出す。そして、
「私はジジのように『自分にとっての唯一無二のもの』を手放しただろうか、それともまだだろうか」
と、自問自答する。
かつて自分が作った話をカセットテープで繰り返し流し続けるように同じ口調で、同じ身振りで話し続けて、そしてそれでも真っ暗な穴が空いたような目でこちらを見ながら大笑いをしている観客を、虚ろな乾いた目で見ているジジに、なっただろうか、それともまだ大丈夫だろうか。

私がそれを手放したらおそらく、「はてしない物語」に登場する旧王の都に生きることになるのだと思う。
絶望を知りながらそれに飛び込む勇気もなく、まるでそれが当たり前のように自分を騙しながら生きていくのだろう。

はてしない物語
はてしない物語
posted with amazlet on 06.10.07
ミヒャエル・エンデ 上田 真而子 佐藤 真理子 Michael Ende
岩波書店
売り上げランキング: 15,771

↑はてしない物語はこっち。

何でこんな話になったんだっけか。

そう、アイロンビーズ。灰色の男ではなく黒の男にしてみた。(いろんな色がぶち込まれているアイロンビーズのバケツの中からは、灰色よりは黒の方が見つけやすい)
関連記事
スポンサーサイト

[2006/10/08 00:00] アイロンビーズ | TB(0) | CM(2)

あやさんは、ほんと、手先が器用ですね。
私は、最近は糸通しが出来ないため、ボタン付けとか繕い物すら出来ません(>_<)
おかげで、私のネグリジェの裾のボタン何個か取れてセクシーショットになっちゃってるんですけど~(笑)
[2006/10/08 11:10] 神崎百合華 [ 編集 ]

百合華さん、コメントありがとうございます。
褒めて頂いてありがとうございます。でも本当に私は全然器用ではないのです。自分、不器用すから・・・(高倉健・3回目)
それよりもネグリジェでお休みになる女王様にドッキドキです。自分は長袖Tシャツにハーパンなので・・・
[2006/10/08 23:55] あや [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://souutudamono.blog47.fc2.com/tb.php/214-41a6d6f6


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。