通院の話。
精神科に通うようになって9年経った。
そして10年目にして初めて、
「今回は特別お話しするようなことはありません」
と報告する日が来た。
別によくなったとかよくなったような気がするとかいう訳では無い。
慢性的な抑鬱感とか空虚な気持ちとかは依然として自分の中にある。
が、それを取り立てて言うほどでもない(切羽詰まったものではない)という気持ちになっただけである。
ここで、よくなったような気がしちゃったり、そういうことを匂わすような発言をしたら躁転フラグが立ってしまうと思うので、慎重に落ち着いて短い言葉で伝えた。
「どうしたの! 何か我慢してるの?」
と返ってきた。
「奥歯噛みしめてるんじゃないの!?」
確認したら確かに奥歯は噛みしめていた。ので
「確かに奥歯は噛みしめています。でもそれを何かでどうこうできるとは思いません」
と伝えた。
おそらく私の今感じている抑鬱感とか空虚感とかは病気由来のものもあるとは思うが、
長年家の中に引きこもっているがゆえの焦燥感とか、所属感のなさ由来のものが大きいのではないかと思う。
要するに薬に頼るだけでなく、薬+自分でなんとかする時期が来た ような気がするのである。
次回は4週間後の診察となった。
今は特に薬を減らすことを目標に・・・とかも思わない。
量は全然今のままでいい。(つか今でも充分少ないと思う)
デパケンRが100mgってなんだろうっていつも思うけど、これ消えないかなってちょっとは思うけどまあいいと思う。
処方
ミルナシプラン塩酸塩錠 4錠/day
デパケンR 100mg/day
フルニトラゼパム錠 2mg/day(ビビットエースが生産終了になったため)
スローハイム錠 10mg/day
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お久しぶりです。
私もそううつ9年目。
>要するに薬に頼るだけでなく、薬+自分でなんとかする時期が来た ような気がするのである。
なんとまあ、偶然!
自分も最近同じことを考えてました。
薬は薬で大事だけど、その自分でなんとかする方法を模索中でありんす(仁の野風さんふうに)。
[2012/05/15 21:26]
多摩雄
[
編集 ]
多摩雄さん、コメントどうもありがとうございました。
時期的なものなのでしょうかね
螺旋階段のようなものを登ったり、降ったり・・・長い年月をただそれだけに費やしてしまった気がします。
自分は失敗体験を積み重ねてしまったり、人を傷つけてしまったりということを繰り返してしまったので、非常に自虐的で扱いにくい人間になってしまったように思います。
それはやっぱり薬でどうこうじゃないな・・・と考えています。
野風さんのように颯爽といきたいものです

↑なんでayaやねん。
失礼いたしました。他所でコメントしたときのクッキーが残っていました。
上のコメントは本人です。
私も双極性障害1型で10年が経ちました。
現在は、ほぼ寛解状態です。
「うつと気圧」でググって、たどり着きました。
名古屋大学で論文が出たようですね。
ただ、depression-like behavior in ratsということで、
まだ研究の端緒のようで、bipolar disorderにも適用可能か、
しかもまだ、ratsですからね。先は長そうです。
いずれにせよ、うつ転の兆候を注視するしかなさそうですね。
>ちょう0913さん
コメントどうもありがとうございました。
論文が出たのですね! 情報をありがとうございます。
受け取る人によっては一笑に付されかねないようなことに研究時間を割いて下さった方々がいらっしゃったと思うと本当にありがたい思いです。
どうにかして読んでみたいと思います。
ちょうさんは寛解状態とのこと。努力と自律あってのことと思います。
なにか気候の安定しない時期ですが、どうぞお大事にお過ごし下さいませ。
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