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事の顛末とジェンダーと 

私が眠っている間に、金木犀はみな散ってしまったようです。

と、書いても、こちらのブログをお読みの方には何のことやら分からないかと思います。

9月の半ばに自宅開放の雑貨屋をはじめ、
そして10月のはじめにはそのお店を閉めるというスピード逆出世の生活を送っておりました。

6月ぐらいに雑貨屋をはじめる準備を始め、
主治医はよい顔をしませんでしたが、彼は私が一度言い始めると決して他の人の意見を聞かないということをよく知っておりますので、うんともううんとも言わず見守ってくださいました。

もちろん病気と共生するために始めるはずだったお店だったのですが、
7月に入ったころから、少しずつ無理がかかってきたのか日々がとても苦しいと感じるようになりました。
そして苦しいと感じたときに、「私の代わりに苦しさを引き受けて頑張ってくれる人」がやってきて、その人が全てを引き受けてくれるようになりました。
(私は解離の存在も、その大まかなメカニズムも知っていたので、自分で自分を守るために自然とそのように自分を持っていったのだと思います)

そうして、「私の代わりに苦しさを引き受けて頑張ってくれる人」が一日の全てを請け負ってくれるようになり、「私」はいなくなってしまいました。

「私」がいなくなったときに、私は「私」がどれほど代わりがきかなく、私にとって重要な存在なのかということをいやというほど思い知ることになりました。

だけど、「私」は私から見えないところにすっかりと隠れてしまい私からは見えず、そして「私の代わりに苦しさを引き受けて頑張ってくれる人」は私が限界を迎えるまで頑張ってくれました。
彼女には感謝しても感謝し尽くせないです。

私は一日を過ごすために抗鬱剤に加えて過去に飲んだことのない量の向精神薬を飲まなくてはいけなくなりました。
そしてその副作用をやり過ごすために処方の量の倍の副作用止めを飲みました。
一日中意識は朦朧とし、
座っていることすら辛く、

お客さまがいない時間は床に寝て過ごし、

今お客さまが何を買ったのかということははおろか、
今日どなたがいらっしゃって、どんなお話をしたのか、覚えていることすら出来ない状態でした。

果たしてこの量の向精神薬を飲み続けてまでお店を続けるべきか、
悩み続けていたとき、私の中で決定的なことが起こりました。

お客さまがいらっしゃるときに、不安発作が起こるようになってしまったのです。

私はもともと不安発作を持っていました。
でも、今までそれは、「広いところ・人が多いところ・沢山のものの中から何かを選ばないといけない」という状況に限られていました。
しかも不安発作は正しい知識を持つことで克服できる場合もあり、私も長い間発作は出ずに済んでいました。

それが、自分の家で出るようになってしまったときに、心のどこかで、

「ああ、もうダメかもしれないな」

と思いました。とても遠いところで感じたので、きっとかなり私の心は麻痺していたのでしょう。
それからしばらくして、病院の診察でも殆ど反応を示さなくなった私にはさらに強い薬が出されましたが、私は家に帰ってから旦那に、

「もうやめたい」

と伝えました。
後は全ての作業を彼が引き継いでくれました。

関わってくださった全ての人に迷惑を掛けてしまった、事の顛末は以上ですが、私は旦那にそれ以上に申し訳ないことをしてしまいました。

8月に主人の実家に帰省し、鹿児島に帰ってきた次の夜、
私は激しい自傷衝動にかられ、

どうしてもそれを抑えることができず、自分の髪の毛を全て切ってしまいました。

私はそれまでジェンダーというものについて深く考えたことはありませんでしたが、
自分がいかに女性という性に所属しているという安心感を無意識に持っていたのか、それがいかに私のアイデンティティを支えていたのか、身をもって知ることになりました。

今はまだ殆ど髪が伸びていないのでかつらをかぶり、その上から帽子をかぶって生活していますが(お店をしていたときはずっとその姿でした)裸を晒して生きているかのようにそのことは辛い。
起きたら自分の嫁が坊主頭になっていた旦那の気持ちを考えると、本当に申し訳ない。

命を絶つ代わりに髪を切った、というだけではない辛い思いをさせてしまったと本当に申し訳なく思います。

まだお店の後かたづけは終わっておりませんが、表面上はなんとか目処がつきそうです。

幸いなことに・・・というか懲りないと呆れられるでしょうが、私の手は、針と糸を持ちたいという気持ちを失っていないようです。
またずっと眠って、眠ることに飽いたら、海に漂う一艘の船のブックカバーを作ろうかと思っています。






明日からは、通常の日記です。
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[2011/10/24 00:03] どうでもいいこと | TB(0) | CM(0)

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