とうが立つ、と言うじゃないですか。
盛りを過ぎる、という意で使われる言葉であるが、婚期を逃しちゃいそうな微妙な年齢の女性にも使われるじゃないですか。
今は使わないかもしれないけど、かつては使われていた。私が小さい頃はドラマやなんやらで親戚のオバチャンたちが集まったシーンで、
「○○さんとこの△△ちゃんもそろそろ嫁に行かないととうがっ立ってきてるからね~、あ、△△ちゃんいたの? やっぱり都会の人は垢抜けてるわねーおばちゃん分からんかったわー」
みたいなもう田舎の暗部の塊みたいな会話をしていたものである。
私はそれを見て、
「とうが立つ」とはなんつー恐ろしげな言葉じゃらい
と子ども心に思っていたのである。
そのころ何故か自分が結婚できないことに絶大なる自信を持っていたこともあり、「とうが立つ」という言葉は「いばら姫」の13番目の魔女の呪いの言葉のように深く深く私の心に刻まれていたのである。
が、大人になるにつれて、別の方に興味が移っていった。
とうが立ちますよね。じゃあ、とうが立ったら、その後どうなるの?
女性の話ではない。語源である植物のほうである。
なにやら否定的なニュアンスで使われる「とうが立つ」であるが、当の(韻を踏んでいるわけではない)植物のほうはとうが立ったら一体どうなっちゃうのだろうか。
と思っていたら、ちょうど都合のよいことに、実家の近くの病院の花壇の葉ぼたんのとうが立っているのを発見した。
こ・・・これを観察し続けたら、長年の謎が解ける・・・
と思いながら実家の近くに行くたびに(実家にはめったに行かないが実家の近くにはよく行く)病院の花壇をそっと観察する私。
葉ぼたんのとうは、行くたびに伸びていった。
えっ、伸びるの? そっちのほう?
戸惑いを隠せないが、伸びるものは伸びるのである。
そして、伸びていった先についに・・・
私「・・・どうなったと思いますか?」
豆屋のおっちゃん「花が咲いたんでしょ」
早! 早いよおっちゃん!!豆屋のおっちゃん「いや、常識だと思うけど」
常識なのか!! いや、そんなことはどうでもいいのである。
とうが立ったら、その後には花が咲くのである。
なんたるハッピーエンド。感激しすぎて思わず記念撮影までしてしまったぐらいである。
そうなのである。わたくしたち女は花を咲かせる運命(さだめ)に生まれたのである。
華やかに激しく生きろと生まれたのである。
生まれたからには、気高く咲いて、美しく散るのである。まだ散っちゃダメ!!
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猫のおもちゃで、ただネズミの形を模したというだけのアレがあるじゃないですか。
↑まあこれですけど。(アフィリだから踏まないほうがいいで)
我が家の猫はこれが好きなのかなんなのか分からんが、とにかくものすごく食いつきがよろしい。
このどぎつい色彩のネズミのどこに惹かれるのかまったく分からないが、ものすごい勢いでてしてしてしと猫パンチを喰らわせ、両手で抱えて離さず、抱え込んだままごろんごろん転がり回り後ろ足でキックキックキックする。そしてくわえたまま走り回る。
あまりにも本能剥きだしの姿にこっちがどん引きして、かなり特別なときにしか出さないようになったくらいである。
ちなみに普段のおもちゃは手づくり派である・・・(紐とゴム結んだだけ)
で、まあたまには猫さん側の狩りの本能を満たしていただくのも礼儀かと思い、超久しぶりに一匹のネズミに犠牲になっていただいたところなのだが、(あまりにも久しぶりすぎてどこにしまったのか思い出せなかったくらいである)
まあちょっとひくよね・・・
みたいな感じで見ていたのだが、
あまりにも昂ぶったのか、あとで廊下を見てみたら、畳んで積んであった旦那の洗濯物がぐっちゃんぐっちゃんになっていた。
(普段は猫は洗濯物には興味がない)
あっ、うん、そうだよね。
と思って畳み直していたら、ギクッとなった猫がかなり控えめな感じに近寄ってきて、しきりに気にしているような素振りをする(ような気がした)。
ので、こっちも気に病ませたら悪いなと思って、普段出さないような声で、
「怒ってないよ♡」
と言った。
ら、猫が、
「・・・
ニャー(私意訳:ぇ・・・もιかιて怒ってるかんι゛?)」
みたいな声を出してきたので、
私は
「こっちが1ミクロンも怒ってないつか全く何とも思ってないときに『ぇ・・・怒ってる?』というような素振りを見せられるとわりと苛つく」
ということを学習した。
ごめんね。
おばさん、ちょっとブログ更新したなと思ったら告知ばっかりでごめんね。
まだ一ヶ月以上先の話なんですけれども、
「第4回 あいあい手づくりフェスタ」に
「オジサン巾着」で出展させていただけることになりました!
第4回 あいあい手づくりフェスタ公式ブログhttp://airaaiaifesta.chesuto.jp/期日 2013年3月10日(日)
時間 10:00~16:00
場所 姶良市総合運動公園体育館
(鹿児島県姶良市平松2392)
雨天決行
です。
開場時間めがけて行って渋滞に巻き込まれ、おやじの会の方々の見事な誘導で無事に入場できた前回・・・あの日は暑かったよね・・・まさか自分が個人ブースで出展するとはな! 人生何があるか分からんね。
もうちっと期日が近くなりましたらまた告知させていただきますけれども、もちろんいつものようにギリギリまで縫っているので(確定)そんなに余裕ぶっこいた記事は書けないと思いますので今のうちに書いておきます。
私は2012年ひたすらオジサン巾着を縫い続けてまいりましたが、2013年も今のところ滞りなくひたすらオジサン巾着を縫い続けております。
ありがたい話でございます。
こんなに縫い続けているのに未だに巾着袋を作る手順を間違えるのはいったいどうしてなのでしょうか。不思議です。
オジサン巾着って何よ、というかたは「続きを読む」のあとに画像などを載せておきますのでご覧ください。
続きを読む
2月って、28日しかないらしいよ・・・怖いよね・・・
さて、最近ちょっと日が長くなってきたおかげか、体調が安定していることを実感しているところである。
なんとなくだけど私の場合、冬の調子悪さは、
冬至を挟んだ前後各一ヶ月を我慢したら大丈夫な気がする。
まああと何回か寒くなると思うからそこはよく分かんないけど。暗いのはとにかく落ちるよね。
で、急に話は変わるのだけれど、もうここ半年ぐらいずっと感じているんだけど、
急激に老いてきている件ね。精神的にも、肉体的にも。
いつまでも若く美しくありたいわという願いが叶わないのは既にご存じなので、
せめて素敵に年を重ねたいわと思うのだけれど、
なんかもうオバチャン感満載だと自分でも感じているのにいつまでも若さを引きずろうとする引き際の悪さ。
その若さとやら、引きずり回されすぎて埃まみれですから! 原型とどめてませんから! 異臭してますから!
という心の声が日に日に大きくなってきているので話題にしてみる。
ぼろぼろの若さという皮をかぶったつもりの老体で何に支障が出るのかというと、
イマイチ「千鳥(お笑い芸人)」にハマれない、というところから始まって、
最たるものは、若い店員さんとのやむにやまれぬ会話である。(千鳥の件は黙っとけばいいわけだしな)
美容院とかね!
先日行った(つってももう一ヶ月以上前である)美容院では、シャンプーしてくれたハタチの若い女の子が、
「こないだナンパされたんですけどー、見たら相手高校生なんですよ! もう信じらんないじゃないですか-!」
という話を振ってくれたがどんな顔をしていいのか分からなかった。
「高校生は・・・ナイよね・・・」
と返してみたが、心の中では、
高校生か・・・別に私生んでてもおかしくないな・・・自分の子がこんな立派な社会人のお嬢さんをナンパするような年になったわけだな・・・渋いな・・・
と全然別方向の妄想が広がりすぎて、もう会話全然弾まねえ。
シャンプーの女の子も「あっ共通の話題ない」って判断のうえで必死に絞り出してくれたネタだったと思うのに、もう本当に申し訳なくてねまじで。
なのでもういっそ逆に年相応に落ち着いたキャラでいこうと思っていても(そうしろよ)、つい、
私「こないだコンビニ限定先行発売のお菓子食べたんだけど超美味しかったー!」
義妹ちゃん(3つ年下)「あっ・・・ごめんなさい。うちコンビニあんまり行かないんで知らなくて・・・」
みたいなね! そうだよね! 食に気を遣う年頃の子どもさんがいると当然コンビニからは足が遠のきがちだよね!
ていう、落ち着けよ! お前も早く落ち着けよ!
という気持ちになる。
で、本当は何が怖いのかというと、意図せずにババア分が露骨に顔を出してきて、
アドバイスという名の説教をし始める
であるとか、
「そういう世代だもんねー」
みたいな、多少長く生きてきました感を出してくる
とか、
これは醜いよ! まじで!
人生薄っぺらい感じの人がやると救えない感じになるよ! あああーてなるよ!
もうそんな曖昧で拠り所のない感じで生きているのである。この感じずっと続くの?!
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