私がまだ女子高生で、世間ではマンモスが主食だった頃の時代の話なのだが。 そうそう、私も実は木の股から生まれたわけではなく、若く美しかった時代もあったのである。いいじゃない! 誰でも若い頃はあったんだからちょっとぐらい誇張してもいいじゃない! 菅野美穂に似てるっていわれたことも一回だけあるんだから!! そう、それで高校時代の話なんだけど、当時は遊びに行くというと、場所は天文館(鹿児島市の繁華街。最近ちょっと元気ない)だった。 で、天町(てんまち←天文館のことね)から自宅方面に帰るときに一番近い道を選ぶと、自動的にホテル街を通ることになるのであった。 このなんのためらいもなくホテル街を通過するという習慣からか、今でもバナナの木を見るたびに、 「この葉っぱが大きくなって大きくなって大きくなりすぎたら、葉っぱがビラビラになって、アレってラブホの出口に似てるよなあ」 って思うのである。 ある日曜日、私は中学時代の友人しおちゃんと天町に遊びに行って、それで帰る途中であった。 私は公立の共学の学校に通っていたが、しおちゃんは制服がカワイイと評判の私立の女子校に通っていた。 私の学校は公立にしては校則が緩いというハナシだったが(確か下駄での登校は禁止されていた)、しおちゃんの通っている学校はカトリック系ということもあって結構厳しかった気がする。 フツーの教員の他に学校にシスターがいて、何か生徒指導系の授業があるらしい。もちろん男女交際やバイトも表向きは禁止されていたような気がする。付属の大学部もバイトは許可がいるって言っていたから、高等部の厳しさ推して知るべしという感じである。 別に何の後ろめたさもなくホテル街を通る私たち。だってしようがない。そこに道があるんだもの。 と、ある一件のホテルの出口に、そう、あのビニールのビラビラの横に、なんとなくそわそわとした雰囲気の女性が立っている。 年齢は30代後半という感じ。 ホテル街に溶け込む雰囲気の女性ではなく、逆に悪目立ちしそうな程姿勢が良かった。 女性は中から出てきた男性とするっと腕を組んで、私たちと擦れ違って反対方向に歩いていった。 通りを抜けて、角を曲がると、しおちゃんが困ったような笑っているような声で言った。 「・・・シスターだった・・・今の・・・」 別にいいけど、見なくていいもん見ちゃったな、としおちゃんは呟いた。 ※こんな話のあとで何なんですが、総拍手数が2000を越えました。どうもありがとうございます!※
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スポーツ観戦は嫌いではない。 若い頃は嫌いだったが、年をとると相応の楽しみ方があるということが分かってきたのだと思う。 そういうわけでサッカーのワールドカップも時間が合えば観ている。 ルールとか選手の名前とか、よく分かんないけど観てる。 今のはガッツがあるからいい、とかハングリー精神のあるプレイがいいとか、精神病のくせに精神論丸出しの見方をする。 大きな大会といえば、テニスもウインブルドンが始まりましたよ、と。 テニスは観てないのである。 興味がないわけではない。 テニスは球速が速すぎて、全くボールが見えないのである。まじでまじで。 ※男子バレーも見えません※
ケータイのメール着信音を木村カエラの「Ring a Ding Dong」にしている。 しかもDoCoMoユーザーだけがダウンロードできたアカペラバージョンである。 それと同時にメールの受信許可の設定をフリーにした。 今までは私が許可したアドレスだけを受信できるように設定していたのだが、受信許可枠が少なすぎて、友人から、 「ねえ何回メール出しても戻ってくるんだけど」 との苦情を度々受けるからである。 そしたらまあ当たり前なのだが業者メールがわんさかくるようになった。 最初の頃は、 「今さらピュアな出会いなんか求めてないわ!」 とか、 「懸賞サイトに懸賞当たったかどうか確かめにいこうって無理矢理にも程があるだろ!」 とか、いちいち突っ込んでいたのだが、あまりの件数の多さに今では無言で即削除である。 この、業者メールなのだが、夜中に結構送られてくるらしい。 ある朝、目覚めたら旦那が、 「ちょっと、申し訳ないんだけど、寝てる間だけケータイの電源切っててもらえない?」 と言ってきた。 理由を問うと、 「俺、もうリングディンドンでノイローゼになりそう・・・」 そうなのである。 私は生まれついての不眠症で寝付きは悪いが、寝ている間はお薬がバッチリ効いていてカエラがなにを歌おうと全く気づかないのだが、 寝付きは異常にいいのに妙なところで神経質な旦那は、メール着信の度に起こされて、しかも私はメール着信音の流れる時間をかなり長く設定しているので、カエラがリングディンドンを二巡するまでイライライライラしながら過ごしているらしい。 そういうわけで、だいたい夜中の12時ぐらいから朝の6時ぐらいまで私はケータイの電源を切っている。 なんだか初期のケータイ時代のようで懐かしい。(みんな、寝るときは電源切ってたよね!) ま、朝起きたら業者メールが貯まってるんだけど。 しかしこの間、まだ22時台とかそのくらいに旦那がテレビを見ながらうとうとしていたときにうっかりメールが届いて、 「♪Ring・・・」 ぐらいのとこで旦那がぐわしっと目を開いて、 『お前、たばかったな!!』 みたいな目で睨み付けてきたときは、 「えっそれはお門違いでしょ」 と思った。完全に殺人者の目だったし。 フツーに友達からのメールだから! そっちがケータイのボタンを押したときにピッピピッピ音が鳴る設定をONにしてるのも、大概だと思うから!
コンタクトを作りに行ったとき、検査の人に器具の前に座らされ、 「ここに顎を乗せて下さい」 と言われ、顎を乗せたとき、 「あっ、ちょっとごめんなさい」 と、器具の顎と目の間を短めに設定し直されると、 「勝った!」 という気持ちになる。 分かってる。ほんとは顎が極端に短いせいだからだってこと、分かってるよ!
車校の教習中にブィーンとランサーちゃんを走らせていたら、助手席の教官が誰かの忘れ物を発見した。 それは路上教習用の地図をコピーしたものなのだが、教習生に一律配られる地図の必要な部分だけを抜き取って、なおかつ見やすい大きさに縮小したものであるっぽい。 それに各色マーカーでルートを引いた上に、赤ペンで、 「『○○交差点』まで速度40km/h」 とか、 「マクドナルド過ぎて「50km/h」の標識を目印に右折レーンへ」 とか、とにかく細かいワンポイントチェックのようなものが几帳面な字で書き足されている。 私「これは・・・学生さんの虎の巻でしょうか」 教官「いやー・・・どうだろう・・・」 その完成度の高さにしばし見入る二人。 すると、教官はそれをおもむろに閉じて言った。 教官「ま、俺の担当の奴のじゃ無いことは確かじゃ」 教官「俺の担当の奴にこんなマメな奴は絶対におらん」何というか・・・すごく・・・よく分かります・・・
ダイエーのフードコートで、私はドムドムのセットを、旦那はラーメンを食べていた。 私「ドムドムのマークってさー、なんでゾウなんだと思う?」 ふと疑問に思ったので旦那に聞いてみた。 旦那「・・・さあ・・・」 それ以上会話もなく、淡々と食べる二人。フードコートの喧噪。始終聞こえる「○番のお客様~」のアナウンス。 旦那「その前に、『ドムドム』ってなんの意味だろうね」 私「・・・さあ、『ザクとは違う』って言いたいんじゃないの?」 一瞬だけど吹いたから私の勝ち。
裸族出身の旦那と暮らしている。 夏場はもちろんパンいちである。彼の夏は4月に訪れるので、4月からパンいちの男性と暮らすということになる。 私は裸族ではないので、どうもそれに馴染めない。むしろ不快である。 なので、パンいちだけはやめていただけないかと説得した。あなたのことが嫌いになりそうなの、と。 以来、彼は家に帰ってくると、パンツの上にハーパンを穿いてくれるようになった。(あ、帰宅後一度パンいちになるというだけで、仕事にはちゃんと服を着て行っている。あたりまえか。) 上半身は裸だがまあまあ、まあいい。 パンツ見せ続けられるプレイよりは、まだいい。 そしてパンツ+ハーパンで過ごした旦那は、寝る前になると肌着を着て、ハーパンを脱ぐ。 つまり肌着+パンツという姿になるのだ。 彼の中ではそうすることがかなりしっくりいくらしいのだが、こちらとしてはその質量保存の法則的な不自然なお着替えの因果関係がいまいちよく分からない。 分からないが、まあ、服を着てくれている分だけありがたいと思っておこうと思う。
昨日、私がフンフーンと自動車学校に行ったら、教官が、 「今日から路上に出るよ」 と言った。 ぅえええええええええ!! アタシまだ二段階に入って2時間目なんスけど!! まず路上に出る心構えができてないというか、服装とか化粧とかも構内仕様だし、せめてアイラインは入れさせてっていうか、 もっと縦列とか車庫入れとか縦列とか車庫入れとか縦列とか車庫入れとかしようよ!! と思うが、縦列も車庫入れも嫌いなので、私はついに、 晴れて路上生活者・・・じゃない、路上教習生になったのである。 で、どうだったかというと、構内より路上のほうが楽しい。 景色が違うし、道が広いし、ラッキーな場合だと同じ教習生の車が前にいたりする。 トンネルに入る前に、教官が、 「今からトンネルに行くからね」 と言ったときは、 「ええー私トンネルの運転したことありません!」 となったが、 「うん、そうだろうね」 の一言で済まされた。 そして路上で一番大事なことは、 「いかに自分の横にバイク(原チャ)を入れさせないか」 であるということを学んだ。 さすがに教習車の横に着けるバイクはいないと思うが、免許取ったら分からないもんね。巻き込み怖いっす。 その後教習所に帰ってから、学科を4時間(一日の限度枠いっぱい)受けた。 ちょっと無理してでもやれるときにやっとかないと自分のしたいことなんか一生出来ないよ! と自分に対してはそう思う。
外出するたびに、隙あらば紫陽花を撮ってやろうと思っているのだが、なかなかよいポイントを見つけられずにいた。 というのも、以前住んでいた谷山では、畑の隅っこに植えてある半野良の紫陽花などがあって(まあ他人のだが)こっそり撮るのにも都合がよかったのだが、 このハイソサイエティシティ鹿児島では、紫陽花は個人のお宅のお庭に咲いているのである。 さすがの私も他人の家の庭先にある花を、 「こんにちは。花泥棒です。盗み見してます」 と言いきってまで撮る勇気はない。 しかも事情があって、町内での不審な行動は 「ダメ、絶対!」 なので、なかなかチャンスがなかったのである。 しかし先日、ちょっと郊外に用事があって出かけた際に誰もいない畑のはじっこに紫陽花が植えてあるのを見つけたので、隙を見て撮ってきた。    30枚ぐらい撮った中から選んだんだけど、よく見たら下の2枚は同じ花の同じアングルの色違い(?)である。えーである。 ちっこいカマキリがいた。まだ小指の爪ぐらいの大きさで黄色いの。逃げ足はえーなあいつら(←撮れなかった模様)
今日は2週間ぶりの耳鼻科の日だったがそんなことはどうでもいい。 問題なのは耳鼻科の後に行った薬局である。 耳鼻科は小児科と同じ建物にあるため、最寄りの薬局には小さい子どもが遊ぶ用のスペースがある。 そこにはテレビが設置されていて、常時何らかのDVDが流されている。 今日のその時間は「ア●パ●マ●」だった。 最初から観ていたわけではないうえに声が聞こえないので詳しいストーリーは分からないのだが、 まあ いつものように評判の飲食店ができる ↓ バイ&ドキンが客としてやってくる ↓ なにかしらちょっとした諍い ↓ 怒ったバイが人気者を拉致 ↓ ドキンが人気者になりすまして営業妨害 ↓ 皆が困る ↓ 偶然、アン&J&Bが通りかかる ↓ 「みんなどうしたの? あっ、こいつドキンだ」 ↓ 「ばれたらしょうがない、やっておしまい!」 ↓ バイ再登場 といういつもの展開(意外と「ア●パ●マ●」は「いつもの流れ」じゃないことも多いのだが)が繰り広げられている中、私の心をわしづかみにしたものがあった。 Jおじさんが私服。 しかも「ああ、今日は私服ね」って流せないレベルの私服。 いや、もしかしたらそんなに珍しいことじゃないかもしれないよ。そんなに「ア●パ●マ●」に詳しいわけじゃないし。 でも私は見逃せなかった。 どうしよう、写メ撮りたい。 でも、ここ薬局だし、薬剤師さんたちがたくさんいるし、客はアタシ一人だけど・・・ いい大人なんだから我慢しないと 写メはマズイだろう、でもコンデジならどーよ(もっとよくないだろう) 盗撮的なノリで・・・客はアタシ一人だし・・・ とアタシが葛藤している間に話は進み、 【バイのターン】「あわぶくぶく~」 【アンのターン】「うわ~顔が濡れて(略」 【バタのターン】「ア●パ●マ●ー!! 新しい顔(略」 【アンのターン】「アーンパ(略」 (↑ターンめちゃくちゃだなこいつら) となって、 Jおじの出演は多分残すところあと1カット!! という状態になった。 撮るべきか 撮らないべきか 撮るべきか 撮らないべきか 葛藤MAX!! になったとき、カウンターから薬剤師さんたちが消えた。(裏に入った) チャーンス!!! ・・・撮った・・・ そして、これが私が人生を賭けて撮ったJおじの私服姿です↓ ↓ ↓ ↓  改めてみるとそんなに変じゃない。 いやいや、でも、初登場のとき何考えてたのか知らないがこの親父、キャップの上のグラサンをかけていたのである。 要するにこういうことである。↓  やっつけごめん。 えっ誰? みたいな。 まさかのアラーキーカメオ出演かと。 時事を風刺した薬剤師さんたちのこん身のギャグかと。アナーキーだけにアラーキーみたいな。 変質者風味である。 よく見たらバタ子も自重しろ。 (すみません、画像は著作権上アウトだと思うので、少しでもヤバイと感じたらすぐに下げます)
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