英語が苦手なのである。 もちろん、頴娃語も苦手である。(鹿児島限定ネタ) どのくらい苦手かというと、高校生のときに、模試で、 「英語、偏差値9」 という究極の金字塔を打ち立てたことがある。 ぶっちゃけ自分の成績のひどさに驚く前に、偏差値に一桁台の数字があるということに驚いた。 偏差値って、50を中心とした、もっとこうまろやか~な、なめらか~な感じのものって思うじゃない? しかも、その模試は校内模試ではなく、 全国模試だったのである。 全国的にバカ。 って、こんな気持ち。 もちろん私が英語バカ(本来の意味で)であることは学級中に知れ渡っていて、高校3年の受験前に、「『without』は『with』と『out』に分けて覚えると簡単よ」「ほんとだー!」と、同級生に教わったりしていた。バカである。 そんなわけで、英語はでんでん分からないのである。 ところがそんな私だが、人生において、あんまりそれで困ったことがない。 英語圏の方と喋る機会はあるが、彼らは大抵日本語ペラペラである。そしてたいそう日本びいきである。 たまに日本語全然話せませんという方もいらっしゃるが、そういうときはこちらサイドに英語ペラペラの人が1人はいるものである。 つか私以外の人はみんなある程度英語喋れるじゃん?(←全国的にバカ) 私が唯一困るのは、あれである。 カレンダー。 あれね、曜日を英語で理解できてないのね。小学三年生レベルらしいんだけどね。今の学校教育だと。 で、カレンダーとか、スケジュール表とかいうのは、日曜日が週頭に来るバージョンと、月曜日が週頭に来るバージョンの二種類があるじゃない? 統一してほしいわけなのね。 一日ずれると、こっちとしては結構大変なわけね。日程の調整をしてるときとかに、友達のスケジュール帳とマンスリーがずれてると、頭の中で全修正よ。大変よ。 でも、まあ、あんまり気にしないで生きてきた。 「曜日の英語が苦手でさあ」 とか言っても、周りも、 「あー、『うえんずでい』のスペルとかねー」 「火曜日と木曜日がややこしいよねー」 とか、私にはよく分からない答えを返してきてくれていたわけである。 それで、私も安心していたわけである。 ところが先日、とある人と話をしているうちに、カレンダーの話題になった。 私は、 「私、英語で月曜日がなにとか分かんない」 と、さらっと言ってしまった。 空白があった。 その人は何事もなかったかのように 「そうなんだ」 と言ってくれたけど、その空白は私に「これはヤバイ」ということを教えてくれるのに充分に足る時間であった。 私は家に帰って、旦那に 「日曜日から土曜日まで英語で何て言うか教えて」 と言った。 旦那は、 「えー今更ー?」(旦那は私の英語力をよく知っている) と言いながらも、 「Wで始まる音は口を尖らせて!」 とか 「Fは下唇を噛んで!」 とか言いながら教えてくれた。 だから、今は、書けないけど言える! 嬉しかったので、1月から放置してきた卓上カレンダーを、私のデスクの上に飾ることにした。 もう、SUNが週頭でも、MONが週頭でも怖くない! ・・・カレンダー、フラ語(フランス語)だった。 ・・・オッシャレー・・・
スポンサーサイト
どちらかというと、喋ることが仕事であった。 それが、1年+3年間の休職生活。そしてこの冬という季節。加えて続けざまに襲い来る風邪。 今や一日のうちで話しをしたのが旦那1人というのもあり得る事態である。 めっきり引きこもりがちの私は、すっかりカミカミマッスィーンと化してしまった。 そんな自分が許せない。 大事な場面で噛んでしまうのが許せない。 なので、今「滑舌よく喋るために」(滑舌よく読んで下さい)ある特訓をしている。 この本に、そのヒントがあった。 三谷 幸喜 朝日新聞社 売り上げランキング: 6184
このエッセイの中で、筆者、三谷幸喜さんの妻である女優の小林聡美さんが正月早々風邪をひき、かすれた声で清水ミチコさん宅の留守番電話に、 「明けましておめでとうございます。バイオリニストの高嶋ちさ子です」 と吹き込むくだりがある。 「バイオリニストの高嶋ちさ子です」 言ってみそ。 めっちゃ言いにくい。 そのことに気付いてから、私は出先から(外出してるじゃん)旦那に電話を掛けるときに、 「こんにちは(こんばんは)、バイオリニストの高嶋ちさ子です」 と言うようにしている。 まず「バイオリニスト」がまだ美しく言えない。なんとか乗り切ったとしても、難題「ちさ子」が待ちかまえている。カミカミマッスィーンである。 旦那? 旦那は常に携帯電話に出るときは、 「はい・・・捜査一課・・・!(俳優の寺島進さん風に)」 と出てくる。 彼は何の訓練をしているのだろう。 出会って6年くらい経つが、まだその謎は解明されていない。
自分を何女のカテゴリに当てはめられるかと考えてみると、間違いなく「ものもらい女」であると思う。 この場合、物をいただく相手はその日生まれて初めて会った見ず知らずの人と限定させて頂く。 最近のその最たる物は「カメラ」だと思うのだが(くださったのはサカモトさん。それを機にお話をさせて頂く仲(?)になりました)、 以前道を歩いていただけなのに、おばあちゃんたちから「いいからいいから!」とビニール袋いっぱいの玉葱をもらったり、 ただ船に乗っていただけなのに、おじちゃんから蒸かしたサツマイモを丸々一本もらったりした。 そんなものもらい女の私が、最近久しぶりに物をもらいかけた。 夕方の電車で、私は突然いわれのない風邪に襲われた。 ブビベバと止まらない鼻水と、ベヒン、ベヒン、ベヒン、ベヒンと立て続けに出続けるくしゃみに、ぶっちゃけ困惑していた。 こんなに急激に襲来されても困るわけである。 しかもここは公共の場。 中には週末にセンター試験を迎える受験生も乗っているだろう。単語帳を開いた高校生がちらちらと明らかに迷惑そうにこちらを見ている。 私は右手でつり革を握りしめながら、左手でタオルハンカチで鼻と口を隠して、ベチン、ベチンとくしゃみを連発していた。 「あのう・・・」 下方から声がした。 「ぶぁい?」 声の出所は私の前に座っているサラリーマンらしかった。 「よかったら、これ、使って下さい」 彼はおずおずと差し出してきた。 封は開いているがほとんど使われていないポケットティッシュ。 街角で配ってるのじゃない、ちゃんと買ったやつっぽい柄だった。 「・・・え?」 ♪何から伝えれば、いいのか 分からないまま時は流れて♪ じゃなくて。 頭の中で流れる恋愛が始まるときのテーマソングを打ち消して、私は考えた。 これは、丸々そのままいただけばいいのかしら。 それとも一枚だけ? いただけばいいのかしら。それって変だよね。 それで、もらった後は? できれば素知らぬ顔でそっとかばんに入れてしまいたい。何事もなかったように。 でも、どっちかっつうと彼の目の前で使った方がいい気がする。豪快に。 でも、今の私の鼻水状況は、 「絶え間なく流れ落ちる系」 で、決して 「詰まってる」 わけではないのである。 私は、彼に 「ぁ、(タオルハンカチがあるので)大丈夫です」 と言ってしまった。非情にも。 彼は小さく頷いて、非常にスマートにティッシュをしまい、何事もなかったんですよ、という振りをしてくれた。 ♪あの日あのときあの場所で♪ その素振りにまたテーマソングが流れたが、人が増えるに従ってくしゃみの頻度がただ者でなくなっていたので、それどころではなかった。 私が降りる駅に着いたときに、降りぎわに、早口で 「先程はありがとうございました」 と小さな声で言った。言うときにだけ少しかがんで、彼の顔をはっきりと見た。 イケメンだった(かっこよかった) ものもらい女で! よかった! (むせび泣きながら) そういうわけで、風邪をひいております。
鹿児島市平川町にある、鹿児島市平川動物公園(HIRAKAWA ZOOLOGIKAL PARK)に行ってきた。 そう、禁断の動物園へ・・・ 望遠レンズを持たないものはろくに動物を捕らえることができないといわれる動物園へ。 金網や檻にピントが合ってしまい、肝心の動物がボケボケになるといわれている動物園へ。 動物の動きが速すぎて、何か分からないものが撮れてしまうといわれている動物園へ。 ベスポジ(ベストポジション)にこだわりすぎて、普通の家族連れに疎まれてしまう動物園へ。 行ってきた。  いきなりアフリカ園でサイのラブリーショット発見。  めっちゃダチョウにガンとばされた。 しかし、私が撮りたいのは、  こういうユキちゃん的動物ではなく。 もこもこー。かわええのう。  エロいコクチョウでもなく。  ましてやガルーでもなく。 「こんなにアップで撮らせてやってるのにその言い草?」 そう、 『アタイ、都会に行ってアイドルになるの』 とか言いそうじゃん。(いいがかり)  こういうの! いや決して写真的には決してこういうのではないが、カテゴリ的にはこういうの! 猛獣系? つか、ライオン歩くの速すぎ。 でも、猛獣系は暗い檻の中にいるか、めっちゃ遠くにいるかのどちらかなのである。当たり前だが。 そして動きが私にとってはめっちゃ速いのである。  ようやくとれた熊。 遠いけど。  あっ、できればそんなに動かないで! 遠いからブレも倍増よ。 なんか、動くもの、面白い。 勉強になった。 冬毛ってそうなのか、いいもん食わせてもらってるのか、どの動物も毛並みがつやつやしていて、健康的で綺麗だった。 荒んだ感じがないというか。暖冬だからかな。飼育とか大変だろうな。 象はどっちも元気だったよ(私信)  コアラもおるでよ。
間があいてしまったが、ピンホールカメラ編を。  ピンホールカメラ、この人↑ 最近、ようやく被写体との距離感と、大体このくらいの大きさで写るだろうなーという感覚がなんとなく分かってきた。 ただ、ファインダーがあんまり役に立たないので、地面に寝そべったり、逆さになってみたりとかなり怪しい人になる。靴を脱ぐこともある。あやしい。 しかし、その成果もあり、以前はフレームインさせることができなかった桜島もこのとおり。  桜島と白い恋人たち。 本当は白いコートの女の子の影にもう一人黒いダウンジャケットを着た男の子が座っていて、見事な三角関係模様だったが、思い出は美しい方がいいのである。(私の思い出じゃないけど) 南岳から噴煙が上がっている数十秒をとらえられたのも嬉しい出来事であった。  噴水。(逆光) 夕方の光は七色の螺旋を描いて地上に降り注ぐ。(ポエミー)  最近、駅のベンチとコンビニのゴミ箱が気になっている。 電車のボックス席に一人で座っていて、なおかつ停車駅のベンチに誰も座っていなかったので即撮り。 このオレンジがたまんねーよ。  フラワーパークかごしまに行ったときの一枚。 確かこのときは同じ場所を知らないおじちゃんと分け合って撮ったんだった。 場所交とかしたりして。 おじちゃんの写真はどんなだっただろうか。 今年もピンホールと戦い続ける一年になるのであろう。 闘魂。
フィルムを2本、現像に出してきた。 今回は「 ピンホールカメラと闘う4(負け)」のときのカメラ屋さんに持って行ってみた。 出したのは、「SFX MAKER」で撮ったものと、  ↑この人。 ピンホールカメラで撮ったもの。  ↑この人。 カテゴリを分けているので、「SFX MAKER」の話題になるが、何でか分からないのだがこのカメラ、買ったときからフィルムの巻きがおかしいのである。 私のフィルムの入れ方がおかしいのだろうか。それともトイカメラだからと思って諦めるしかないのだろうか。 今回も(24枚撮りで)12枚目くらいまで恐ろしくギチギチに重く重くしか巻かれなかったのだが、13枚目くらいからいきなり軽やかになった。 「切れた!」 と思った。 それで店員さんに見てもらうと、切れてはいないが、本来巻かれるべきところにフィルムが巻かれずに、空間にたまっていっている状態だということを、苦み走った顔で言われた。 「現像はできると思います」 と言うので、お願いした。 店員さんの健闘虚しく、何も写っていないことが多いこのカメラだけに、不安は高まる。 だから、現像したものを取りに行ったときに、 「こちら、確認して下さい」 と言われ、思わず、 「ぁ、写ってる」 と、とても意外そうに呟いてしまった。 そのとき、店員さんのメガネの奥の目が、キラーンと光ったような気がした。(店員さんは、さっきのフィルムを確認して下さった方とも、前回の「ピンホールカメラと闘う4」に登場する店員さんとも違う方だった) 「写ってない可能性があったんですか!」 カウンターにがぶりよりで若干噛みながら聞いてくる店員さんに、 「はい、おもちゃのカメラで撮ったので・・・」 と答えると、 「LOMOとか?」 と会話を進めてきた。 ここのカメラ屋さん、めっちゃカメラ好きな人ばっかだよ(泣) 「いや、そんな高級なものではなくて、これなんですけど」 本体を取り出すと、そのチープさにまたキラーンとなっていた。 「これはどう写るんですか? なんでレンズとファインダーのカバーが上下に分かれているんですか?」  「おいでよどうぶつの森」のスズキ以上の食いつきぶりに私は撮った写真の中から、分かりやすいものを取りだして見せた。→これ。指写ってるけどな。 「二重露光なんですが、上半分と下半分を別々に撮って一枚の写真にします」 「うはー」 彼は、続けて言った。 「バカですねー」 私はちょっとむっとしたが、彼の顔を見る限り、「バカですねー」は賛辞の言葉であるように感じた。彼は一通り私の写真を見て、 「ヴィレヴァンですか!」 と聞いてきた。 「ヴィレヴァンです」 と力強く答えてみた。 「そっちはなんですか」 もうひとつの袋に目をつけて、聞いてきた。 「こっちはピンホールです」 「ヴィレヴァンですか!?」 「・・・ヴィレヴァンです!」 そのとき、もう私の後ろにお客さんが立っていたので、私は早々に代金を支払い、帰ろうとした。 「自分も、トイカメラ、○○を持ってるんです」 彼はおつりを渡し際、私にはとてもトイカメラとは呼べないような高額なカメラの名前を告げたあと、 店を出ようとする自分に、 「また変なカメラがあったら持ってきて下さいね!」 と言ってくれた。 ・・・変なカメラ・・・まあいいか ところで今回撮れた写真。  なぜか上半身がバーニング  平凡で面白みがないようで・・・なんかおかしい・・・ そう思ってよく見たら、3回シャッターを切っている。 下:緑の地面 上:葉ボタン&ブーゲンビレア 葉ボタンの色とブーゲンビレアの色が似ていたので、最初全然気付かなかった。  空と木。 めっちゃ指写ってる。 あと、木の向きを逆にして展開図のようにしたかったのに、全然間違っている。 でも、空の色がこんな感じのグラデーションになるのはこのカメラならではのような気がする。 とりあえず、フィルムを正しく入れられるようになりたい。(新年の目標)
なんか回ってきたよ。 「 ただただ、だらだら」ののしさんから、「方言バトン」というのが回ってきたよ。 以前のしさんと方言の話になったことがあった。確か。 のしさんは横浜生まれの横浜育ち。 私「横浜にも方言とかあんの?」 のしさん「基本的には標準語だけど、強いて言えば・・・『じゃん』とか?」 のしさん「じゃん」とか言うんだ。 のしさん「じゃん」とか言うんだ。「新幹線の駅は、新横浜じゃん」 とか言うんだ!のしさんとの間に越えられない壁を感じた一件であった。 そののしさんの前に方言バトンを書かれていらっしゃったのが、「 いっぱいいっぱい精一杯」の藤城雪姫さん。 「名古屋巻き」で有名な名古屋嬢でいらっしゃるご様子。 またその名古屋嬢の喋り方のかわいらしいこと。文字から伝わってくるからね。オーラが。 しかも、 たいへんおめでたいことに今年新成人となられたそうである。 何かしら、この胸の内のモヤモヤとしたものは・・・ 姫川亜弓が、新星・北島マヤを見るときに生じるような言いようのないこの気持ち。 ザ☆ドリームマッチ'07でタカトシのトシに完全にリードをとられたダウンタウンのまっちゃんみたいな気持ち。 嫉妬なんじゃボケ! 成人式なんか11年前に済ませたわ! 成人式どころかもう振り袖も着られない身体だわ! 今日は泣きながらシャワーを浴びたいと思う。 (藤城雪姫さん、面識もないのに申し訳ありません。悪意は全くございません。若さへの妬みはあります。新成人、おめでとうございます  ) このバトンも名古屋行ったら横浜行けー。 横浜行ったら鹿児島行けー。 鹿児島行ったら、わぁ黒船だー。 何それ みたいな気持ちなんだと思う。(思わない) だけど鹿児島はある意味オレルールだからね。 生麦事件とか起こしちゃうからね。(奇しくも横浜で) 薩英戦争とかに発展しちゃうからね。 開国には向かないよ。 方言の話だったけ? それでははじめてみたいと思う。枕が長い。伝染するのだな、きっと。 ↓↓↓↓↓ココカラ↓↓↓↓↓ ルール:次の台詞をあなたの方言(よく使う言葉)で書き換えなさい。 1、今何をしているの? → 今なんしちょっけー。 2、それ、どうしたの? → そいは、いけんしたとね? or それ、どしたん?(広島時代の名残) 3、可愛いねって言ってたよ。 → むぞかー、ち、ゆっとったが。 4、本当に好きなんだよ。 → わっぜ好きやっちよ。 5、ねぇ、そこのリモコン取ってくれない? → なあ、そいリモコンな取ってくいやんせ。 or カチャカチャ取って。 6、ここへはどうやって行ったらいいのかしら? → こ{(け+き)÷2}ゃいけんして行っとけ? 7、もし、好きだと言ったらどうする? → もし、好き、ちゅったらいけんする? (あーもっとスマートな言い方があるはず) 8、早口言葉言える?じゃあ、言ってみて? → 早口言葉言えるね? じゃあ、言ってみて? 9、あのね、今度の休みにエステに行こうかなって予約してるの。 → あんさー、今度の休みにエステにいかんこて思ち、予約したがよー。 10、これ、回す人いる?(方言と答えを) → こいを回す人がおるけ? 答え:おらんよ。 ↑↑↑↑↑ココマデ↑↑↑↑↑ ええっと、諸先輩方、添削の方をどうぞお願い致します。 よく使う言葉、とのことでしたが、若干普段より強めの鹿児島弁にしてみた。 最後にのしさん、 こいでよかったけ? いみしごろ!変なことさせないで下さい!
昨日の夜は見知らぬ少年に連れられて二人、星空の下を走って見知らぬ土地を旅した。 少年の背中を見失わないように懸命に追いながら、私は自分もいつのまにか少女に戻って、キラキラと星の光を浴びて発光する雪を踏みしめていた。 星の光と雪の光。指がかじかむような冷たい空気の中で、私はまた、少女時代のことを思い出していた。 小学時代、私は成長痛が酷かった。 右足の膝の裏。 憎っくきこの成長痛は中学一年になるぐらいまで私を苦しめ続けたのだが、特に小学時代は酷かった。 根性なしで、とても痛みに弱い質なので、学校で痛くなり始めると、とても授業どころではなく、ひたすら前屈みになって痛みに耐えることしかできないほどだった。 特に夜、夜中に痛くなることが多かったので、母に訴えてみたが、母は以前の記事で紹介したとおり(※盲腸を放置された「盲腸だもの」の記事は こちら)、病気に関してとてもクールな人なので、 「成長痛は我慢するしかないの」 と言いきって、あとは痛みを訴える度に、 「そのうち治るから、我慢しなさい」 と言うだけであった。 それでも頻繁に痛みがあったので、さすがの鉄の女も心配になったのか、病院に連れて行ってくれたことがあった。 しかし、病院でも先生は、 「これはどうしようもないことだからねえ」 と仰り、せめてと思ったのか、成長痛の詳しい説明をしてくれたが、対処法や薬などは処方されなかった。(今はもしかしたら何らかの方法があるのかもしれません) そんなわけで私の成長痛は放置されていたわけだが、どうしても痛くて眠れない夜があった。 私は姉と布団を並べて寝ていたのだが、自分の布団の中で声を殺して泣きながら痛い足をさすっていた。 姉を起こしては悪いと子供心に思ったのだろう。 そのとき、やはりおしころしたような声が問いかけてきた。 「痛いの?」 姉だった。 頷くと、姉は手を伸ばしてきて、右膝のあたりに触れた。 「ここ?」 「外がわらへん」 手は膝の外側に移動してきた。 姉の手が膝をさするたびに、ほんの少し、痛みがひいていくような気がした。 私が小学2~3年、姉が小学4~5年のころだったと思う。 姉は私が眠りにつくまで、ずっと膝をさすり続けてくれた。 ほんの少し閉じ忘れたカーテンの隙間から、星空が見えていた。 それからも何度も、夜中に足が痛くなる度に姉は私の足をさすり続けてくれた。 そんなに頻繁に酷く痛くなるはずないと周りが訝しがっても、いつもと痛みの場所が違っても、姉はさすってくれた。 必ず、私が眠りにつくまで。 小学生の女の子が。 姉は思ったことをぽんと口に出してしまう性格なので、周りからは少しきつい性格と思われていた。 それが最近まるくなったと。 きっと子供を産んでお母さんになったからだねと皆結論づけたようだった。 私は知っている。 姉の愛情深さが大人になってから身に付いたものでは決してないことを。  ↑通信できるようになりました
最近、病院に行ったことを書くことを忘れ気味である。 闘病ブログ(闘病ブログ!?)なのに・・・ 1月6日(土)病院に行ってきた。旦那つきで行ってきた。 続きを読む
全国5000万人の低気圧苦手人の皆さん、昨日今日どうよ。 天気図見た? 低気圧。 何あの発達ぶり。 その巨大さはもちろん、あの等圧線。 二重丸、三重丸という概念を子どもたちに教えてしまった新人教師が子どもたちにせがまれて描いた二十重丸みたいな等圧線の密度は。 ピー(自主規制)さん(5歳)の描いたスケートリンクみたいになってたよ。(お見せできなく、残念です) 今もう一回見に行ってきたけど(気象庁のHPに)低気圧のはじっこに「ほとんど停滞」って書いてあったからね。 明日も今日と同じ頭の重さよ。体も重いよ。 (※雪や天候の変化による災害などにもお気をつけ下さい) そういうわけで今日は一日ろくに体も動かなかったので、おとなしく炬燵でできる作業をしていた。  年末にローソンで見つけたケータイストラップ「手錠」をデコ。(クリックすると大きな画像で見られます) 何種類かあった中からなぜ手錠をチョイスしたのかは謎。 手錠の色が銀色だったのでシルバーのデコ電シールを買いに行ったのだが、シルバーは売り切れだったので仕方なくゴールドを購入。 なんとなくシルバーのチェーンだけだと寂しかったので、ゴールドチェーンも足してみた。手持ちのチェーンこれしかなかった。  こっちの画像の方が分かりやすいかも。(クリックすると大きな画像で見られます)  伸ばしてみる。 デコるたんびに思う。いつ、誰が使うのだろうと・・・ 使ったもの ローソンで買った手錠(箱を捨ててしまったため詳細不明) ㈱フィクス ジュエリーシール(JEWELRY SEAL)\630 これの色違い↓  チェーン(1年以上前に買ったものなので不明) 不明だらけだが・・・
| HOME |
次ページ≫
|
⇒ あや (02/17)
⇒ あや (02/17)
⇒ (02/07)
⇒ あや (04/16)
⇒ spn (01/13)
⇒ あや (05/25)
⇒ (05/11)
⇒ あや (04/22)
⇒ s-poon (11/11)
⇒ あや (10/20)
⇒ ミント (10/17)
⇒ あや (11/01)
⇒ ほり (08/12)
⇒ maruta (08/11)
⇒ Bipolar (08/03)