 長島町に行ってきた。 島内に入った瞬間から畑の土が赤い。 段々畑がちょうどいい角度で撮れる場所を探してうろうろしている間に、何度もコンテナを積んだ軽トラックと離合した。 島の名産、赤土バレイショは3月から5月上旬が収穫時だというから、今が一番忙しいときなのだろう。 じゃがいもといえば北海道をイメージするが、じゃがいもにとって大事なのは日照時間なのだそうで、そういわれると海に太陽が沈み日照時間の長い長島は、じゃがいもにうってつけの土地といえる。  長島町ではピンクのコンテナがメジャーらしく、至る所で見かけた。 初めて見た。ピンクのコンテナ(欲しい)。  段々畑を形作る、美しく組まれた石垣。
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私が住んでいるアパートに、近くの小学校に通う男の子がいる。 ついこの間小学校に入学したと思っていたのに、めっきり大きくなって、この春から少年野球のチームに入ったらしい。 毎夕、野球のユニフォームを着てアパートのフェンスを乗り越えて(近道だから)帰ってくる。 彼と、毎日のように遊びにやってくる彼の仲間たちの遊びも変わってきているようだった。 以前はアパートの駐車場で携帯用のゲームを始終ピコピコやっていたのだが、今はアパートの三方を囲む空き地のどこかで野球ごっこをやっている。 今日も私が買い物から帰ってきたとき、その野球ごっこをやっていた。5~6人ぐらいいいるだろうか。 「なー、フォアボールなしにしよーぜー」 誰かが言った。まだ野球を始めたばかりで、厳密なルールにのっとると遊びが続かないのであろう。 「いーよー」 あちこちから賛同の声があがった。 そんな中、おずおずと一人の少年が声をあげた。 「あのさー・・・フォアボールなしって、どういうこと?」 ・・・ ・・・ 「・・・えーっと」 誰も説明ができないまま、その場に固まっていた。 「あ、ルールブック見ようぜ」 凍り付いた空気をかち割るように誰かが言った。 見よーぜ見よーぜと、少年たちは小さな頭を付き合わせて、小さな青いルールブックをめくる。 「えっとお、フォアボールになるとー、ランナーは一塁に出塁するー・・・」 「それがないわけだからー・・・?」 「だからー・・・?」 ・・・? ・・・? がんばれ! 少年たちよ!
光り物が好きである。 キラキラしてるもの。ゴテゴテしてるとなおいい。 おばちゃん趣味なのだ。眼鏡チェーンをラインストーンにすると可愛いのではないかと本気で思っているくらいだ。 そんな私でも、ピュアな気持ちで光るものに接していたときもあったのである。 私がまだまだ純心だったときの頃。高校生のときの話だ。 夏の行事で、「キャンプ」があった。 野外活動が激しく苦手だった私にとって、それはかなり苦痛な行事になるはずだった。 キャンプ自体は参加したが、ちょっとでも苦痛そうなプログラムは「お腹が痛い」と嘘をついてテントの中で寝ていた。 何日目かの夜に星空観察会というプログラムがあった。 私には興味はなく、かといってさぼるほどアクティブな活動ではなく、退屈な夜になるはずだった。 何も遮るもののない夜空は、呑み込まれると錯覚させるほどの迫力でそこにあった。 つまらないと思っていた星座の話は面白かった。 何より授業とは違った情熱で迫ってくる先生の熱い語り口が私をその世界に引きずり込んだ。 そうこうしているうちに、星が流れ出した。 今あっちで流れた、こっちでも、とみんなが指さす中、私は自分も流れ星を見たいとじっと目をこらした。 星が動き出したかと思った。 ゆっくりと、たくさんの星たちが、空を自由に動き回っていると。 そんなはずはない、と思うのと、誰かが 「蛍だ!」 と叫ぶのと同時だった。 満天の星空を背景に、無数の蛍が私たちの頭上を舞っていた。 生まれて初めて見た蛍だった。 星も蛍も好きだけど、ゴールデンウイークにはちょっと早いし寒い? と思ったのでこちらを。 超有名サイトですが、主に西日本の夜景を紹介しているサイトです。 出かけようと思ってたときに雨降っちゃったり、調子悪くて外に出る気がしなかったり、 ゴールデンウイークだからって人と同じには休めないのよな人とか、 子どもが小さいのよキーな人とかに。 瀬戸の夜景http://japan.showu.to/
プレオープンのときにお邪魔させて頂いた自宅カフェ「遊野家」さんに、ちょっと遅くなったがオープンのお祝いに行ってきた。 前回はデジカメを忘れていって写真が撮れなかったので、今回はちゃんと持っていった。当たり前である。 ※プレオープンのときの記事はこちら。前回お邪魔したときにはまだ建設中だったカフェスペースでランチをいただいた。  やっと画像で紹介できた。 メニューは、 ・紫芋のご飯 ・大根スープ ・ヤブサメファームの玉子焼き ・ふみばーちゃんの鯛のつけあげ ・紫山芋のコロッケ ・つわと揚げの煮物 ・大根の紅花と紫山芋の酢の物 ・ヤーコンサラダ ・いのしし味噌 ・竹の子酢みそ ・アジの南蛮漬け である。(今回はちゃんとメモした) 器ももちろん、オーナーの作品を主に使っている。 紫山芋にこだわっていて、提供できる限りメニューに組み込んでいくつもりだそうである。 今日のメニューにも何点か使われているが、特にコロッケは食感がクリームコロッケみたい!で美味しかった。 大根のスープは、大根を甘く炊いたものをミキサーにかけて、出汁にといて、味を調えながらとろみを出したものらしい。 「いのしし味噌」の由来を聞けば、まずイノシシを捕まえてくるところから話が始まるオーナーの明るい人柄が楽しい。  ランチセットのデザート。 コーヒーとイチゴのゼリー  この器、はじめから斜めを向いているのでござる。  ケーキセットのデザートの盛り合わせ。 ガトーショコラ クレームブリュレ フィナンシェ がのっている。 ランチ+ケーキセットで1100円とのことだった。 大満足で、ごちそうさまでした! 「遊野家」さんは鹿児島市荒田一丁目。税務署近くの「気象台公園」前である
このブログを始めて一年余り。 いろんな人を(勝手に)ネタにしてきたが、彼のことを覚えていて下さる方がいらっしゃるだろうか。 身長173cmで体重が47kg。太りたくてたまらないが、太るために努力すると必ず腹を下してかえって痩せてしまう呪いをかけられた(と思われる)男の子。Mくんとする。 Mくんとの会話はほぼ100%「どうしたら(Mくんが)太れるのか」に終始する。 彼の前では私は太るための情報引き出し機みたいなものなのであった。 今までは。 この間Mくんに会ったときに、私が直前に行ったお店「さかな館」の話題になった。 「さかな館」というのは鹿児島市の繁華街天文館はいから通りにあるパスタ屋さんで、手軽に美味しいパスタを食べられることで有名な店のことだ。 Mくん「あ、俺もおとといくらいに『さかな館』行った」 私「あそこ、ランチのパスタの量大盛りにしても値段変わらないんだよね。うれしいよね。」 Mくん「・・・フーン」 フーンじゃねえよ。 何?その「知らなかったけどまああんまり興味ない話題だから流しとこ」みたいな返事は? 「うれしいよね」って私がうれしいみたいな感じになってるけど、うれしがるのは君だろう。 食べとこうよ、大盛り(0円)。 結局、Mくんは太ることを諦めつつあるらしい。 訂正。Mくんは努力して太ることを諦めつつあるらしい。 「腹下さないプロテインないですかねー」 「楽して太れないすかねー」 と、気楽そうに呟くMくんを見て、女子と同じ量しか食べられないけど、もうそのままの君でいいじゃない、と心から思った。
(この記事は前記事「鬱の穴:病院編」の続きです) 診察は終わったが、家に帰ってもまた寝てしまうだろうことが嫌だったので、カウンセリングに行ってみることにした。 続きを読む
旦那が 「おぎやはぎ」の小木に似てるということに昨日突然気づいた。 これで 「旦那さんは芸能人で言うと誰?」 という質問に悩まずにすむ。 小木。 小木さんに似てます。旦那。
生まれてこのかた、藤棚というものを見たことがなかったので、今年は是非藤見に行きたいと思っていた。 しかし調べてみても、なかなか鹿児島には藤棚というものがないのである。 やはり暖かく春が極端に短い鹿児島(冬の次は夏)には、繊細で雅な藤は育たないのだろうか・・・と諦めかけていたとき、 友人のまりさんから「隼人塚の前にある刃物屋さんの軒先に毎年白藤が咲いていて名所になっているんだよ」と画像付きで教えてもらった。 それで、希望の火がともったように思っていたのだが、なんと先日の新聞で、霧島市牧園町にある和気公園というところで、 「第三回 藤まつり」 というのが開催されているということを知り、早速行ってみた。 がトラブル発生。 デジカメの電池が切れていた。 まあ、よくやることだから・・・ ので以下の画像は全て旦那が旦那のカメラで撮影したものを借りて使っている・・・ 藤まつりは、和気神社という神社の周りにある公園の中で行われていた。入場料300円。 神社の横にある一番広い会場では、バスケットボールコート3つ分ぐらいの広さ一面に藤棚が広がっていた。  こんな感じ(撮影:旦那) 牧園の清浄な空気の中に藤の香りが立ちこめ、何ともいえずいい感じであった。 いい感じすぎて皆一様にテンションが上がっていたようであった。 藤の木はもともと鹿児島のものではなくて、和気清麻呂公という人の縁で、藤の名所でもある岡山県和気町から贈られたものなのだそうだ。 他にも全国から送られたのだそうな藤がたくさんあった。  白い藤(撮影:旦那)  ピンクの藤(撮影:旦那)  実行委員のおじちゃんが 「めずらしいから是非見て行ってね」 と言っていた、八重の藤。花の一つ一つがラズベリーの実のような形に膨らんでいる。 どの藤もよくみると小さなハチが花の中をひっきりなしに飛んで、蜜を集めているようだった。 あの良い香の藤の花の蜜からは、さぞ甘い蜂蜜ができることだろうと思う。 夜はライトアップされるようである。 実行委員のおじちゃんは、 「見頃は夜の8時頃。ほんとに綺麗だよ」 と教えてくれた。 ライトアップの時間までいたかったが、帰りが遅くなってしまうので諦めて帰った。 「藤まつり」は4月25日(火)まで行われるらしい。 まだ満開というわけではなかったので、期間いっぱい楽しめると思う。 鹿児島ではめずらしい藤だけに、かなりお薦めである。 和気公園・藤まつり公式ホームページhttp://www.wake-fuji-fes.jp/
他人の年齢ほどどうでもいいものはない。 そう思うのだが、今日はその「他人の年齢について」いろいろと考えさせられる出来事が起こった。 しょうもないのである。 美容院に行ってきた。 私が行っている美容院は気さくなスタッフさんが多く、割といつも賑やかな感じである。 私はパーマ液をかけられた状態で、ぼーっと雑誌を見ていた。 そこへ若い女の子の声が聞こえてきた。お客さんである。 「わたし、いくつに見えます?」 ・・・どうでもいい、そう思いながら聞いていると、美容師さんは、 「えーと、23才ぐらい?」 と答えたようだ。すると女の子は、さも心外と言わんばかりの声を出した。 「やーん、ショックですー。わたし、22才ですよー」 ・・・どうでもいい。心の底からどうでもいいと思った。 31才のわたしにとっては22も23も、いっそのこと25も同じようなもんである、けどその子にとってははかなり傷ついた事件のようであった。 そうこうしているうちに、スタッフの男の子がパーマのかかり具合を見にやってきた。 他のスタッフから彼が新しく入った新人さんであることをあらかじめ聞いていたので、軽く挨拶した。 すると彼はこう言ったのである。 「僕、いくつに見えますか?」 お前もかい! しかし回答する側に立ってみると、これはかなり難問である。大体若い男の子の年齢なんか分かんないんである。 でも、「いくつに見えます?」と聞いてくるということは、彼は若く見えたがっているんだ。きっとそうだ。 と勝手に判断した私は、「彼は新人」「4月からここで働き始めた」という分析材料をもとに、 「二十歳くらい?」 と言ってみた。 彼は満面の笑みになって、 「そうなんです。そのくらいです」 と答えた。ほっとした。 しかし彼はすぐに悲しそうな顔になって、 「だけど、僕は25才くらいに見られてしまうんです。どうしてだと思いますか」 と聞いてきた。 どうしても何も、私と彼は初対面。まだろくに挨拶もしていないような間柄なのである。分かりようがない。 しかし悲愴な顔で聞いてくる彼に 「20も25も一緒じゃん」 とは言えない。 「物腰が落ち着いた人だなあと思って見てたから、そのへんから来てるんじゃないかなあ」 と答えてみた。 「そうなんです。みなさんそうおっしゃってくださるんですけど、きっと他に何かあるんじゃないかと・・・」 彼は疑り深い性格のようである。しかしいかにも内気そうで、きっと心底悩んでいるような感じなので、つい私も考え込んでしまった。 「きっとまだ慣れていなくて表情がかたいから年上に見えるんじゃないかな。笑い顔とか仕草とか見てると、ああ、若い男の子だなあって思うよ」 と言ってみた。 彼は今度こそ嬉しそうに笑い、ロッドを外しにきた他の美容師さんに、私のことを 「いいひとです」 と言っていた。 さて、私はというと、最近31才になったが、年齢についてはもうあんまりどうでもよくなってきた。 若い頃は童顔で悩んだものだが、今となっては年相応に年相応である。 しかし今日発見したのだが、以前は美容院などに行くのは戦場に行くようなもので、常に他人の目を気にしていたのだが、 今は雑誌の綺麗な写真などを見ながら、自然と 「あらーこれー(感嘆符)」 や 「きれいかねー(「美しいわ」の意)」 などと声が出てくる。 緊張感ゼロなんである。どこでも家気分である。 それすらもどうでもいいのだが、美容師さんに言ったら、真剣な顔で 「それはやばいですよ。おばやんですよ」 と言われた。
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