母方の実家ある地域に、「餅ふみ」という風習がある。
子どもの一歳の誕生日かそこらでする行事で、子どもにわらじを履かせ、背中に巨大な餅を背負わせ、更にそのわらじで地面に敷いた餅を踏ませるというもの。
背負った餅は人生で今後背負うことであるだろう苦労を表しているだとか、
親の愛情を表しているだとか、
餅を踏むことで、今後の人生をしっかり歩んでいくことができるだとか、
諸説あるようである。
この、餅を踏んだ後に、部屋の反対側にそろばんだの物差しだの本だの、色々物を並べておいて、子どもが何を選ぶかで未来を占う。
わが家の姉弟は三人ともこの「餅ふみ」を経験したのだが、
例えば私の姉はこのときに筆とそろばんを選んだらしい。
占いが当たったかどうかはともかくとして、彼女は書道もそろばんも一応履歴書には書ける程度の腕前らしい。
私は、万年筆と辞書を選んだらしい。
長らく休んでいるが、まあまあ辞書も万年筆も使う仕事に就きはした。
さて、弟がこの春に大学4年生になるようである。
就職活動の時期である。
万札と一升瓶を選んだ彼の進む道が、少し心配なのである。
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