

縫い物を休んで、編み物をした。
美しい糸をただこま編みを繰り返して編んで、冬のコースターを作った。
編んでいる途中であまりにも簡単に作れることが悲しくて、一度ほどいて、ギッチギチに編み直した。
針の運びは規則正しく、外はとても静かだった。
秩序正しく詰まった編み目は私をとても穏やかにさせた。正しい世界にいるような気がした。
/
私がまだ縫い物や編み物を始めた頃、私が作ったコースターを買ってくれた人がいた。
小さく編んだ毛糸とリネンやウールを縫い合わせたコースターを、その人はとても面白いと言って買ってくれた。
何を作っても楽しかった。縫っているとき、編んでいるとき、心はとても穏やかで、外はとても静かだった。
私は小さな世界の内で、きびきびと生活のためのものを作った。
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できあがったコースターは、ちょっとだけいびつな形をしていた。
しかも美しい糸には違いないが、片方はなんだか冬枯れの芝生っぽくなった。気にしないことにした。
わたしはわたしだけのいびつな世界に生きている。
わたしは幸せだ。
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石炭をば早や積み果てつ。
ちゃう。
恥の多い人生を送ってきました。
こっちである。
私の生き様はある意味「人間失格」であると自覚している。
ルーズである。適当である。いい加減である。
こないだ14年ぶりにお茶した高校の同級生Yちゃんの言葉を借りれば、
「ちょっとお口の大きいところがある」
のである。
さて、次の画像を見てもらえば、私がいかにやってはいけないことをしてしまったかということが分かってもらえると思う。
ちなみに、これの制作を依頼されたのは
おととしの(去年のじゃないよ!)10月頃。
締め切りは
昨年の(今年のじゃないよ!)2月であった。

わかる? わかる?
この、絶対にやってはいけない度。
そう、これ、結婚式の披露宴会場に置くはずであった「
ウエルカムベアー
」なのである。
もちろん私も出席した。何食わぬ顔してな。
ウエルカムベアー席には、結婚指輪を買ったときにキャンペーン中かなんかでついてきたという「4℃」さんの超可愛らしいベアーが置かれていた。
それからもう「4℃」さんには足を向けて眠れない。どっちだ、「4℃」さん。(限定のネックレス、持ってます! もらったやつだけど!!)
もちろん依頼主のへいちゃんは(もうへいちゃんではなくなってしまったが)、私の状態を知った上で、
「ベアーは準備してあるから、結婚式に遅れても、あやちゃんのペースで作ってくれればいいから」
という条件で、この光栄なベアー作りを私にまかせてくれたのである。
こんな友達いる?
私にはいっぱいいる。みんなストレス溜まってない?
とりあえず、うさぎとラッコという点で、何かを大きく間違えている気がするが、ひと針ひと針、心を込めて編ませて頂いた。
そこだけは嘘じゃないよ。
へいちゃんをイメージしたうさぎの花嫁さん。


旦那さんをイメージしたラッコの花婿さん。もふもふ。


ちなみにこの状態で送りつけてみた。

ぎっちぎちやで!!

余り毛糸で、かぎ編みのニットブックカバーを作った。

並太の毛糸なので少し厚みが出る。
かさばるのであんまり実用性はなく、雰囲気を楽しみたいときに使う用といった感じだ(どんな感じだ)

裏地はリネン。
毛糸の模様が綺麗に浮き出るように、生成のものを使った。
まつり縫いが酷いので、できれば画像を拡大して見てほしくない(懇願)

全体の模様はこんな感じ。
日本ヴォーグ社
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↑(アマゾンにとびます)の、175番を参考に作った。
糸の始末がいまいちよく分からなくていつも困ってしまう。
⇒ あや (02/17)
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